【司法書士試験】独学で合格するために必要なテキストをおすすめします

司法書士のタケさん(@takesanblog)です。

わたしがどのように司法書士試験に合格したのかを合格体験記ばりに書いた記事が最近になってアクセス急増していました。

なぜかと思って調べたところ、あるキーワードで検索すると1位になってたからですね。

やはり司法書士試験の合格法は多くの人に関心があるようなので、本記事では「司法書士試験を独学で合格するために必要なテキスト」について、感想や考えを伝えていきたいと思います。

独学で合格するのに必要なテキストは?

独学で勉強する上で心配することは「どれほどの情報量が必要なのだろう」ということではないでしょうか?言い換えれば、それは「どれほどのテキストが必要なのだろう」ということになります。

わたしが考える「独学で司法書士試験に合格するために必要な情報量=テキスト」は以下の通りです。

  • 基本となるテキスト→知識の基礎を作るためのテキスト
  • 過去問→出題傾向を知ることに加えて、大切なテキストの一部であると考える
  • 中上級者用テキスト→科目間の横断的な学習のためのテキスト・細かい点を学習するためのテキスト
  • 記述式のためのテキスト→記述式の解法を学び、基礎力、応用力を養うためのテキスト
  • 六法→条文を確認するため

上記のものがあれば最低限のものは揃っていることになります。

基本テキストを何にするか

今は司法書士試験のためのテキストが増えました。どれを選ぼうか迷ってしまうのでないでしょうか?

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タケさん

昔は1、2つしかテキストはありませんでしたね。

わたしが司法書士試験の勉強を始めた頃に出たのが『オートマシリーズ』です。

このオートマシリーズが出てから独学の合格者が増加したとかしないとか、と言われています。

オートマシリーズの特徴としては、法律初学者にも理解しやすい平易な表現で解説しているということでしょう。

暗記して覚えるのではなく、理解して覚えることができるように工夫されています。

理解して覚えることができれば、すぐに忘れてしまうことはありません。それがオートマシステムの勉強法の強みと言えるでしょう。

わたしは他にテキストが出てもオートマシステムから変えることはありませんでした。何回も繰り返し繰り返し読んで理解できるようになりました。

司法書士試験に合格するための基本的な知識は、オートマシステムのテキストで十分と言えるでしょう。

おすすめの【択一式】過去問と過去問の利用方法

どの資格試験にも言えることですが、過去問は重要です。いえ、あえて言うと

最重要のテキストは過去問です。

わたしは『合格ゾーン』を使っていました。

過去問を分析せずして司法書士試験の合格はありません。それほど重要なテキストと言えます。

わたしは最終的には過去問をベースに勉強していました。

過去問を「テキストのように読み込む」のです。そして問題文に書き込みをしていきます。

例えば、平成31年度(2019年度)午前の試験問題第5問を例にすると、

平成31年度午前の質問第5問

ウ 解除条件が成就しないことが法律行為の時に既に確定していた場合には、その法律行為は、無効となる。

という肢があります。答えは当然「誤り」となります。無効ではなく無条件となります(民法131条2項後段)。

しかし、ここで終わらせてはいけません。

なぜそのような答えになるのか、理由を考えて理解するようにします。

例えで考えてみると、「AがBに対して毎月お金を仕送りします。Bが司法書士試験に不合格だったら仕送りをやめます」という解除条件付法律行為があったとします。

もう既にBが司法書士試験に合格しているなら、「条件が成就しないことが法律行為の時に既に確定していた場合」になりますね。

だったら条件なんか付けずに、単に「AがBに対して仕送りする」という法律行為だけにすればいいじゃん。ということで「無条件」にしなさいよ、と法律は言っているわけです。

こういった内容を過去問の解答の余白に書き込んでいくのです。

さらに書き込むことがあります。

問題文の「解除条件」の部分を「停止条件」としたら答えはどうなるか?

ということを書き込んでいくのです。

答えは「正しい」。つまり「無効となる」のですが、これもなぜ無効となるのかの理由を考え、自分なりの解説を書き込んでいきます。

これが過去問の分析です。このような分析を一問一問行なっていくことで、周辺知識を網羅することができますし、解答のレスポンスも確実に早くなります。

合格ゾーン』は問題も多いですし、解説も詳しすぎず、かと言って平易すぎないちょうど良いボリュームですから、おすすめの過去問です。

わたしの過去問の使い方も参考にして、ぜひ使ってみてください。

中上級者用のテキストで抜けのない知識を確実なものに

オートマシステムの基本テキストだけでも、独学で合格ラインに行くことはできるでしょう。しかし、合格するためにはさらに知識の精度を上げる必要があります。

そこでおすすめのテキストは『オートマシステム プレミア』シリーズです。

オートマプレミアは出題されやすい論点を「設問」で取り上げて、解答で要点を解説していくという内容です。

プレミアシリーズの特徴は、科目間の横断的な学習ができるということです。

民法で学んだ知識を、不動産登記法や民事訴訟法での問題にどう活かすか。

民法の総則で学んだ知識を、債権法や物権法でどう活かすことができるか。

1つの知識を科目を超えて利用することができると理解が深まり、知識の定着が強くなります。

覚えることが少なくなるので、どうしても暗記しなければならないことだけを覚えればよくなります。

わたしが最終的に司法書士試験に合格した年は、このオートマプレミアシリーズと過去問だけしかやりませんでした。

オートマプレミアシリーズのおかげで成績が飛躍的に伸びたと感じました。おすすめのテキストです。

もう一つ、非常の役立ったテキストがあります。それは『完全整理択一六法 民法』です。

これは予備試験や司法試験用のテキストですが、民法の勉強のために使っていました。

司法書士試験の受験時代、わたしは民法が苦手で得点が伸びませんでした。そこで『民法の過去問を解いていて条文が出てきたらこの択一六法を見る』ということを繰り返したところ、飛躍的に理解力がつきました。

特に図表がまとまっていて豊富です。これをコピーして過去問の解説部分に貼り付けて覚えるようにしていました。

民法の得点が伸びない、という人にはおすすめのテキストです。

記述式は答案構成を学んでひたすら演習するテキストを

記述式を独学で勉強するのは非常に厳しかったです。なぜなら、問題文を読んでからどのように考えて、何に注意して、どう書けば良いのか全くわからなかったからです。

予備校に行けば「記述式の解き方」講座みたいのがあると思います。でも独学ですから自分で解き方を確立していかなければならない。

そこでわたしが最初に手に入れたのがこれ。

伊藤塾の山村拓也先生の講義を再現して作られたというテキスト『うかる! 司法書士 記述式 答案構成力』です。

記述式で何を書くべきか、何を書かないべきかということが学べます。

「答案構成」というように、問題文を読んでどのように解答していくかの骨組みをまず考えることができるようになります

記述式は時間が限られていますから、何度も問題文を読んだりすると時間が足りなくなります。

答案構成をすれば、その答案構成の用紙を見ればどのように記述していけば良いかがひと目で分かります。時間の短縮になりますし、抜けなく正確に記述できるようになります

記述式をどのように解くか、という自分なりの手順が確立されれば、あとはひたすら演習、演習、演習です。

わたしはオートマシリーズ記述式を使っていました。

演習は、このオートマ記述式で十分です。不動産登記法も商業登記法も十分な問題数があります。これを繰り返して解くことでほとんどの論点をカバーできるでしょう。

わたしは1日1問ずつ時間を計って解いていました。

段階的に難しくなっていくので、段々と記述式の解答力がついていくのがわかるでしょう。

いろいろな問題集をやるのではなく、このオートマ記述式を完璧にするほうが実力がつきます。

六法はやっぱりあったほうがいい(判例六法)

民法については前述の択一六法を参照していましたが、その他の科目は『判例六法』を使っていました。

やはり過去問を解いていて条文が出てきたら参照して、出てきた判例にマークをつけておきます。

そうすると頻出の判例が分かりますし、条文を見るたびに判例に触れることができますので知識の定着に役立ちます。

「六法は必要ない」という人もいるかもしれません。確かになくても合格することはできるでしょう。

しかし、合格するためにはできることは全部やるべきです。

条文を確認することで、条文に関する「正確な知識」を得ることができます。条文を正確に知っているだけで正解することができる問題も出題されています。

六法は持っておいたほうが良いでしょう。

司法書士試験に独学で合格するためのおすすめテキスト

今は独学で司法書士試験を合格するための多くのテキストがありますね。

どのテキストが良いかという判断材料は、結局テキストが自分に合うか合わないかということでしょう。

自分に合うと思ったテキストをただひたすら勉強して理解するだけです。

いろいろなテキストに手を出す必要はありませんし、手を出しすぎると勉強量が多くなってしまい、かえって逆効果になります。

今回取り上げたテキストもあくまでも1人の合格者の例であり、正解はありません。

でも1人でも多くの人に合格に近づいてもらうために参考になれば嬉しいです。

タケさん(@takesanblog)でした。

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