司法試験・予備試験は難関試験なので独学で合格するのは正直厳しいかな、と思っています。
しかし予備校の講座を取る時間も余裕もないので、まずは予備試験の難易度がどんなものかテキストを探してみることにしました。
すると、、
おっ、いいのがあるじゃないですか。
とつぶやきながら手に取ったのがこれです。
アガルートアカデミーが出版している、『アガルートの司法試験・予備試験 実況論文講義』です。
アガルートは古参の予備校ではありません。資格試験予備校として着実に実績をあげている予備校です。
わたしはこのような『実況系』のテキストが好きです。話し口調で読みやすいというのが主な理由です。
もくじ
「アガルートの司法試験・予備試験 実況論文講義」は論文初学者にぴったりのテキスト
このテキストも初学者にはちょうど良いレベルのテキスト本となっています。
- どうやって論文書けばいいの?
- 問題文を読んで、どんな構成で書いていけばいいの?
- どんな思考パターンで問題を解けばいいの?
ということが書かれていて分かりやすかったです。
どうやって論文問題に対応すればいいのか
司法書士試験に合格しているとしても、司法試験・予備試験の論文試験は全く別の試験です。まず、初学者が打ち当たる壁が
どうやって問題文と向き合って、どう書けばいいのか分からない
ということではないでしょうか。
その「問題読んで、何をどうやって書けばいいのか」という思考の流れをわかりやすく説明しています。
知識はある程度あるものの、論文の書き方が分からないという方にピッタリのテキストですね。
初学者にちょうどいい難易度の問題
いきなり本試験のレベルを書けるようにはなりません。最初は簡単な問題から慣れていって、ある程度できるようになってからレベルを上げていく、というのがわたしに合っている勉強法です。
『アガルートの司法試験・予備試験 実況論文講義』は基本問題が取り上げられているので、挫折せずに論文問題に取り組むことができます。
もちろんこの問題だけでは合格レベルには達しないでしょう。
でも基本ができていれば応用も効きます。
逆に基本ができていなければ足下をすくわれてしまいますので、このレベルの問題をしっかり解けるようにすることが近道だと思います。
合格者レベルの答案が分かる
このテキストには実際の予備試験合格者が書いた解答が掲載されています。
はっきり言って、テキストの模範解答のような論文を本試験で書けるようになるとは思いません。いや、はっきり言いましょう、
10 年勉強しても絶対に無理です。
完璧主義になってしまうと「完璧な答案」を書こうとしますが、そんなの無理です。できないので途中で挫折してしまいます。
実際の合格者の解答例を見ると、当然ですが模範解答のような解答ではありません。
でもキーワードとなる点や、重要な論証はしっかりと書いています。
つまり、メリハリのある答案を書いているのです。
合格者レベルの解答はどのくらいなのか、ということが分かるので目標到達点がどこにあるのかはっきりします。初学者としてこれはとても参考になりました。
まずは「アガルートの司法試験・予備試験 実況論文講義」を頑張ってやり通す
司法試験・予備試験の論文試験は、今まで合格してきた資格試験とは全く別の試験です。
正直に言って最初は何をどうやって取り組んでいいか分かりませんでした。
そんな暗闇を手探りで歩いていたわたしにとって、『アガルートの司法試験・予備試験 実況論文講義』はひとすじの光となるテキストだと思います。
もしかしたら、もっと良いテキストがあるのかもしれません。それは分かりませんが一つのテキストをやり通してみて、それでも全く太刀打ちできなければ、それはわたしの能力の問題なので、その時点で諦めた方がいいですね。
まずは、このテキストをしっかりやり通したいと思います。
タケさん(@takesanblog)でした。