司法書士の仕事はきついのかを経験者が独断で語ります

司法書士の仕事はきついですか?

と聞かれることがあります。司法書士を目指している受験生や、あまり司法書士を知らない人から聞かれます。

時々、不動産売買の決済をしている際にお客さんからは、

「司法書士さんってちょっとの仕事でこんなに報酬もらえるっていい仕事ですね」と軽い嫌味みたいなことを言われることもあります。

タケさん
タケさん

いやいや、決済は1時間くらいで終わるけど、あなたたちが見てる仕事が全てじゃないから。この登記するためにどれだけ裏で働いてるか2時間くらいかけて説明してさしあげましょうか。

なんてことは口が裂けても言えません。

でも司法書士の仕事ってあまりイメージできていないのでしょうね。

この記事では『司法書士の仕事はきついのか』ということを司法書士の仕事をしているタケさんの独断で説明していきたいと思います。

結論を先にまとめると…
  • 基本的に登記の仕事はミスできない
  • 地味な仕事がらも責任は重大です
  • 司法書士事務所は人間関係が大変なことがある
  • 体力勝負な仕事
  • とは言え、やりがいのある仕事です

司法書士の仕事って正直どうなの?

司法書士の仕事は基本的にミスできない

どんな仕事もミスをすることはできません。医者がミスをすれば命に関わりますし、大工がミスすれば欠陥住宅ができてしまいます。

司法書士は事務仕事ですが、権利に関する登記を行う仕事に関してはミスは許されません。不動産が売買されてお金が動いたのにも関わらず、その通りの登記ができないということになれば、所有権や担保権を取得した人の権利を守ることができなくなってしまいます。

数千万、数億円の損失を負わせてしまうことになりかねません。それが司法書士によるミスとなれば損害賠償請求をされる恐れもあります。

ですから不動産売買に伴う登記を扱う際にはかなりの神経を使います。そういうことでストレスになってしまうことがあり得ます。

タケさん
タケさん

一度大きなミスをすると、それ以降銀行の仕事をもらえなくなったり、銀行から依頼を拒否されることもあると聞いたことがあります。

司法書士の仕事は基本的に地味です

別に司法書士の仕事に華やかさを求めているわけではありませんが、地味な仕事だなぁと感じることはよくあります。

弁護士さんのようにドラマで取り上げられて、新垣結衣さんや天海祐希さんが司法書士を演じるということには今後絶対にならないということも分かっています。

役所に行って書類を集めたり、事務所で書類を作成したり、古い戸籍の文字を読むことに格闘している場面をドラマにしても面白くないですからね。

それほど地味な仕事です。

司法書士は表にあまり出てこない業種です。コツコツと地道に仕事をすることが耐えられないなら向いていませせん。

ただ、地味でありながら奥が深い仕事でもあります。

『結局登記なんて同じ結果になるんだから誰に頼んでも同じ』

なんていう人からはお付き合いをお断りしています。基本的にわたしたちの仕事に理解を示さない人とは付き合う必要はないと思っています。

タケさん
タケさん

地味な仕事だからって簡単なわけではありません。責任も伴いますよ。

司法書士事務所に入るなら人間関係に注意せよ

特に個人の司法書士事務所の就職は気をつけた方がいいでしょうね。

わたしの経験上ですが、司法書士は曲者(くせもの)が多いです。わたしも人のことを言えませんがヤバい奴が多い気がします。

就職した司法書士事務所の所長が最低な奴だったら取り返しがつきません。

我慢せずにすぐに辞めましょう。

そんな奴のために我慢する必要はありません。自分の人生ですから自分を大切にしましょう。

所長に限らず、所長司法書士の奥さん、古くから働いている番頭の無資格者など、わたしの耳にも結構ひどいパワハラ、セクハラ、モラハラの内容は入ってきます。

もう一度強調しますが、「あ、この事務所ヤベーな」と思ったら、

迷わずにすぐ辞めましょう。

ブラック事務所に就職しないうようにするためには以下の記事を参考にしてください。

【司法書士の求人】間違えてブラック事務所に就職・転職しない方法

司法書士の仕事は肉体労働だ

司法書士の仕事というと、事務所で椅子に座ってひたすらパソコンに向かって書類を作っているイメージかもしれません。

確かにそれは間違いではないのですが、それは司法書士業務のほんの一部です。

司法書士業務は結構体力勝負なことがあります。

不動産決済の仕事を考えてみましょう。

事前に役所に書類を取りに行ったり、銀行に書類を取りに行ったり、移動することが多いです。一度外に出ると、他の業務のことも済ませたいと思うので一日中外回りして終わりということもあります。

不動産売買の決済当日の朝は結構早いです。不動産業者によっては朝の9時に銀行で決済ということもあります。書類がたくさん入った重い鞄を持って銀行に行き、プレッシャーのかかる中で書類の確認をして、お金の流れを見守ります。

無事に決済が終わっても、担保権の抹消があれば離れた場所にある銀行まで書類を受け取りに移動しなければなりません。事前に受け取れないので当日に受け取りに行きます。

そして、『登録免許税の軽減のための書類』を取得するために該当する役所に行かなければなりません。役所によっては事前に取得することもできますが、何れにせよ役所に赴いて取得するので移動が大変です。

そうです。

移動距離が半端ではありません。

決済の日は1日に2万歩以上歩くこともあります。メチャクチャ疲れます。

タケさん
タケさん

決済が1日に2件入っている時はかなりクタクタになります。

もっときつい仕事を知っている

これまで散々、司法書士の仕事は大変だとかなんとか言ってきましたが、本音を言えば全然大変ではありません。

こういう大変な面もあるよ、とお伝えしたかっただけです。

世の中にはもっと大変な仕事、もっとプレッシャーのかかる仕事もあります。それに比べたら司法書士の仕事はそこまで辛くはありません。確かに依頼者の大切な権利を守る仕事なのでそれなりのプレッシャーはありますが、きちんと仕事をすれば命を失うほどの事態にはなりません。

そしてもっときつい仕事を経験してきたので、今の方が体力的は楽です。

体力的な仕事で大変だったのは『土地家屋調査士』ですね。

穴掘ったり、重たいコンクリート運んだり、確実に司法書士よりも体力仕事です。しかも、体力仕事をした後に事務所で書類作りをします。

体力的には大変ですが、体を動かして頭も使いたいという方には向いている仕事と言えます。詳しい仕事については以下の記事をご覧ください。

【ダブルライセンス】司法書士なら土地家屋調査士の取得がかなりおススメです

結局司法書士の仕事ってきついの?

わたしは司法書士の仕事がきついとは思いません。

これまで土地家屋調査士と司法書士の仕事しかしてきていませんが、どちらも大変と言えば大変。やりがいがあると言えばどちらもあります。

まぁ、どちらかと言えば体力的にきついのは土地家屋調査士ですね。

土地家屋調査士は物を相手にする仕事なので、黙々と仕事をしたいのであればおすすめです。

司法書士は基本的に人を相手にします。もちろん不動産などの物の確認も大事ですが、主に接するのは人です。厳格な本人確認が求められますし、扱う金額も大きいです。小さな失敗が大きな損失につながるので慎重に仕事をしなければなりません。

そういう意味ではかなり細かいことに気を遣うストレスは司法書士の方が大きい気がします。

人には向き不向きがありますので、一度仕事を経験してみて自分に向いているかを確かめて、資格を目指すということもいいかもしれませんね。

タケさん(@takesanblog)でした。

2 COMMENTS

葉子

私は20名程の司法書士法人にアルバイトとして勤務しております。司法書士の方は5人いらっしゃいますが、そのうちの2人の方から入社当日から無視されるのとあからさまな嫌な態度に嫌気が差し、転職しようかと考えています。他の司法書士の方は良い方たちですが…。急ぎの仕事と言われ、暑い日や雪の日に走って書類を集めて漸く事務所に戻って書類を渡そうとすると、仰反られたり、黙って書類をもぎ取るようにしたりされてしまいます…。

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タケさん

コメントありがとうございます。大変な職場ですね。記事にも書いてますが、司法書士は面倒なヤツが多いです。プライドが高いヤツも多いです。大した資格ではないですけど自分が偉いと勘違いしているのです。そういうヤツに目をつけられると大変です。わたしは無責任なことは言えませんが、全ての司法書士事務所、司法書士法人がそういう職場ではないと思いますので、もし可能なら他の事務所に転職することが一番です。そういう人たちの態度が劇的に変わることはありません。そうであれば、やはり精神衛生上、職場を変えてまともな司法書士(全ての司法書士ですが)がいる事務所で働く方がいいですね。

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