【書籍レビュー】ストゥディア民事訴訟法が予備試験・司法試験の入門書に最適

司法書士のタケさん(@takesanblog)です。
タケさん
タケさん

いやー、ブログ書くの久しぶりすぎて書き方忘れちゃいました。

世間は相変わらずコロナのニュースが絶えないですが、仕事は通常通り行えています。

そういう意味では司法書士で良かったと思いますが、この先どうなるかは誰にも分かりませんね。

そんなこんなで一応仕事もしていますが、予備試験のための勉強も続けていますよ。

この2ヶ月で勉強本を結構買って読みあさっていますが、その中でもお勧めの本たちを紹介していきたいと思います。

こちらの本です。

『有斐閣ストゥディアシリーズ』の民事訴訟法〔第2版〕です(指紋ベタベタですみません)。

紫色のカバーが目を引きます。

そして「ス」の文字を白抜きにしているシャレオツ感。

そして280ページというコンパクトさ。

実はネットを見ると、予備試験や司法試験の入門本としてけっこう評判だったので期待して読み始めました。

「ストゥディア民事訴訟法」はコンパクトでありながら必要な知識はしっかりと盛り込まれている良書です

入門中の入門書として以前紹介した「ファーストトラック民事訴訟法」はすでに読み終わっているので、

「まあ内容はそんなに変わらないかな」

と思って読み始めましたが、

いい意味で期待を裏切られました。さすが有斐閣ストゥディアシリーズ。

コンパクトながら基礎的な知識は網羅されている

正直に言うと、民事訴訟法はわたしの苦手な科目です。司法書士の試験科目にも含まれていましたが、良い点数を取れた記憶はありません。

でも、この本は司法書士の資格勉強の時にも読んでおけばよかった、と思うくらい良い本です。

分厚い本ではありませんが、基本の論点はひととおり網羅されています。

  • 一部請求と相殺の抗弁の可否
  • 二重起訴の禁止
  • 確認の利益の有無の判断基準

などなど、「そんなの当たり前のことだろ」と思われるかもしれませんが、苦手な人にとっては、

あー、なるほど、そういうことなのね。

というような記述が多かったです。

かと言って難しいことは書いていません。ちょうど良い分量、ちょうど良い難易度といったところです。

ファーストトラックよりはかなり詳細な内容になっていますので、読み応えがあります。ファーストトラックを読んだ後に読むと理解が深まるという感じでしょう。

リファー〔参照〕がなかなか便利

さて、勉強が進んでいくと、新しく学んだ知識が以前に学んだ知識とどう結びつくのかを理解することがとても重要になってきます。

そんな時に便利なのが「リファー」です。

タケさん
タケさん

リファーって何よ?なんでも横文字を使うなんて意識高いな。

と突っ込みたくなりますが、要するに文章を読んでて「詳しくはこの部分参照してくださいね」ってことです。

ストゥディア民事訴訟法〔第2版〕より引用

これが地味に便利です。言葉の意味や説明で「前に読んだけど、これってどういう意味だっけ」ということがすぐに解決します。

前に勉強したことが後から関係してくるということはよくありますので、その時にすぐにリファレンスすれば理解がかなり深まります。

ストゥディアシリーズは良書が多いです

そんなわけで、この「ストゥディア民事訴訟法」は内容面でも本の構成面でもとてもおすすめな入門書です。

おそらく、この本を完璧にすればそこそこの点数取れるのではないかと思われます。

ただ、やはり薄めのテキストなので、辞書的に使う基本書は必要となるでしょう。そのあたりはまた今度考えるとします。

さて、ストゥディアシリーズでもう一つの良書と言われているのが

ストゥディア会社法です。

「ストゥディア会社法」に関してはいつか別で記事を書きたいと思います。

司法書士試験は独学でしたが、テキストはいわゆる「予備校本」という資格予備校が出している本しか読んでいませんでした。そういう本のほうがわかりやすいと思っていたからです。

でもそんなことはありません。予備校本でなくても分かりやすい入門書はあります。

そんな中でもストゥディアシリーズはとてもおすすめな本と言えます。

タケさん(@takesanblog)でした。

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